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2009-12-14 (Mon)
主人公の讃良さまの出番は少なかったけど、激動の時代が描かれています。
重要な人物が亡くなり、次世代の要人が産まれていることからも「生きる」こととさらに「愛する」ことの様々な形を見た気がします。
はあ…溜息でますな。


なんとうっかりAmazonで2回も注文してしまい今手元に同じ本が2冊あります(T_T)
まあ保存版ということにしましょうか。

20巻から2年?3年?
その間に講演会で里中満智子先生と直にお会いしてイラストの指導を頂いたりもしました。
先生は執筆以外の活動がお忙しく、またご病気もされたりしているので急いてはいけないと思いながら非常に待ち遠しかったのであります。

感想はネタばれになりますので追記に。 * * * 【あらすじ】
長屋と吉備の結婚が決まり、幸せな気分にひたる天皇家。
氷高は妹の幸せを願いつつも別れた新田部を恋しく思ったり寂しさを感じては落ち込んだりしている。
そしてその姉の姿を見た吉備は長屋に相談し、長屋の家で一緒に暮らす事になる。

三千代が正式に夫と離婚し、史と結婚することになり、史は正妻である五百重にそのことを報告し、「三千代を愛している」と宣言、五百重は女としての人生を諦め、母として生きることと、新田部に来た縁談にすがることになる。
新田部も氷高を諦め母のために結婚する事を了承する。

長屋の家では但馬も吉備を温かく迎え、但馬もまた穂積を待っているだけの人生に諦めを感じており、高市の家族の幸せのみを祈る日々を送っていた。

讃良の元に僧・道昭の死が伝えられ、讃良もまた道昭に倣い、自分が死んだら火葬にするよう遺言する。
当時は火葬する事は感染症の拡大を防ぐこと以外に行われておらず、明日香はそれを聞いて異様に怯える。

忍壁の歴史書編纂事業は大伯や大津の息子安麻呂の手を借りていよいよ佳境に迫って来た。
しかし明日香に忍び寄る病は末期を迎え、讃良に仕事の報告に行く際、安麻呂に託し、明日香を看取る事にする。

安麻呂は大津の仇打ちの絶好のチャンスとして小刀を忍ばせて行き、口実を使って讃良と二人きりになり、讃良に切りかかる。
しかし讃良から逆襲を受け、大津の謀反はでっちあげなどではない、人望の厚い大津を無実の罪などで死罪にすれば政府は傾く、いまだもって大津の行動は理解できないと安麻呂を諭す。
安麻呂は半信半疑ながらも忍壁の元に帰ると明日香が息を引き取ったところだった。

忍壁は明日香の最期に、讃良からの褒め言葉という事にして自分からの感謝の気持ちを伝える。
明日香の死をきっかけに安麻呂は大伯から、大津の分まで生き抜くよう諭される。

宮子は珂瑠の子供を身籠り、三千代も史の子供を身籠る。
史が大喜びするのに対し、珂瑠の態度はそっけないばかりか紀皇女の生まれ変わりとなる女の子を産んでくれなどと言い、父の史からは最高権力者となる男の子を産めと言われ心が揺れ動く。
宮子の出産当日、なんと珂瑠は紀皇女のもがり明けの儀式で骨を洗っていた。
そして産まれたのが男の子であるとやはり態度が冷たく、ついに宮子は心が壊れてしまい、子供の顔も見ようとせず誰とも会わなくなりその後36年も閉じこもる事になってしまう。

産まれたのは宮子は男の子、三千代は女の子、後の聖武天皇と光明子である。

人生を大切にと安麻呂に言い残して大伯がこの世を去ったのは41歳になる少し手前だった。

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色々が動いた21巻でした。
安麻呂の仇打ちはもっと長引くのかと思っていたけど一発完結でしたか。
歴史の中にも大津の息子はいろんな説があるけど、安麻呂が大津の息子と言う説はなかったですよね?
大津の息子とされる粟津王と言う方もあやしいらしいし。
でも大伯の寂しい人生においては大津の息子が実在して最期を看取ったとなった方が大変に救われる気はします。

色んな人が人生を諦めましたね。
氷高と新田部も、五百重も但馬もそして宮子も。
なんだ新田部以外は女性ばかりじゃないか。
そもそも一番人生捨ててたのは讃良さまだけどね~…

どこかでどなたかが「草壁の子孫は代を追うごとにダメダメ度が増していく」って言ってたんだけどまさに。
「長屋王残照記」ではただの病弱な天皇だったけど、今回のは世界中の女性から非難を浴びる男になりましたな。
無神経通り越してバカですね。
正直?以前に相手の立場も気持ちも思いやれないサイテー人間ですわ。
これって父親の愛と指導を受けてないせい?
草壁にしたって凡庸な人だったらしいし、優秀な人材をこの血筋から出そうとは無茶な話だ。

なんもかも大海人さまが讃良に「大津を跡取りに」とちゃんと遺言しなかったせいだ。
此処のポイントで日本は変わっただろうになあ。
現代まで影響あったかもだぞ(嘘)

里中先生の体調も心配されるのは絵がだいぶ雑になってきてしまっている事からよほど余裕がないんじゃないかと…
キャラが背中に背負ってる花も減ったし(!)ペンタッチも荒いし絵のバランスも微妙。
続きは最終巻となるのでしょうか、里中先生のお身体が気になりながらも早く次が読みたいのです。

Mariのいろえんぴつ

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